個人・法人問わず、サイトを運営したことがある方、特にネットショップなど運営していて電話番号をネット上に公開している方は必ずといって良いほどG●Oグループなどの大手企業やWEBマーケティング会社から営業電話がかかってきているのではないでしょうか。
かくいう私も、企業勤めをしていた頃に割と強引な電話がきたり、ここ最近は個人で運営しているECサイトにいろんな企業から営業電話がきています。うちもWEBマーケティングの会社なんですけどね。。。
ネットでかる~く調べてみると悪評にまみれていて、詐欺集団なんて過激な単語も使われています…。
このページの目次
営業会社のサービス内容とは?
いまやSEO対策で最も危険なスパム行為の一つとして挙げられている「リンク購入」ですが、いまだに大手企業のG●Oさんがよく営業の電話でリンク販売をすすめてきます。たいていの企業であれば一度は電話営業がかかってきたことはあると思いますが・・・絶対に契約しないこと!スパムに近い行為です。
弊社はWEB制作やSEO対策なども行っているプロモーションとコンサル会社なのですが、別事業でネットショップなどをやっているので、最近営業の電話が1ヶ月に2,3回ペースで営業の電話がかかってきます。
あまりにも電話が多いので、以前どういう対策を行うのか質問させてもらったことがあります。
「meta タグがSEO対策に効果があります!」
とハッキリ断言されていました。

あれにはさすがに驚きました。大手企業のSMOがまさかいまだに一昔前のSEO対策をアドバイスしてくるんですから、効果のあるSEO業務を行っているかはちょっと判断しにくいですね・・・。
というか、一度電話をかけた相手くらい管理してほしいところです。断ってもとにかくひたすら別の担当者からバンバン電話かけてきます。
テレアポ先の共有くらい、営業の鉄則では??
とにかく電話がしつこいです。一回お話を聞いて断ったら、また翌日かかってきて「国の援助プログラムで安くなります」との事だったのですが、その場で改めてもう一度お断りし、さらにその次の日からも数日間は電話がかかってきていました。
なんでSEOの会社が電話営業するの??
そもそも、本当にSEO業務を宣伝したいのであればご自身のSEOで集客してみてはいかがでしょうか。SEO事業を行っておきながら電話営業を頻繁に行うということは、自社のSEO技術が劣っていることを証明しているのではないかとさえ感じています。
このため、G●Oからの営業電話があった場合、その内容を聞きて、質問すれば、
「こいつはダメだ!」
と、瞬間的にわかります。知識ゼロ、ノウハウゼロ、社会常識ゼロとなります。
以前、G●Oのホームページでは・・・
自社サイトでSEOを導入し、検索エンジンスパムなど、リスクがないことを確認した手法・施策のみでしかクライアントサイトに導入しておりませんので、検索エンジンスパムと呼ばれるような過激な対策により、結果的に順位が下がってしまうような事例は1つもありません。
なんて記述もありましたが、こんなスパムまがいの行為を行っているうえ、ネットで検索すれば出てくるG●Oさんのネガティブ記事・・・・。
本当に大丈夫か・・・GMOさん。
実際に依頼した人の事例
契約の内容は以下の通り
- はじめに任意のメインキーワードを5つ選定する。そしてその5つそれぞれのメインキーワードに対する、サブキーワードを5つずつ選定し、合計30のキーワードを検索にヒットするように施策していく。
- 内部対策として、コンテンツSEOを狙うべく、プロのライターが対象キーワードに基づき、見出しタグの最適化も行った上で原稿を作成していく。ボリュームとしては、1記事600〜2,000文字を、5キーワード×2記事=10記事。これらをサイト内に配置する。
- 外部対策として、他の類似ジャンルの顧客のコンテンツで構成されたポータルサイトに、5キーワード×1キーワードあたり3ページ×3セット=45ページを作成する。
- さらに、そこから発リンク率を30%程度にするために、施策対象のサイトへリンクを渡すのは3ページのうち1ページのみとする。
- 15のリンクサイトはすべて、日本全国の異なる営業所で管理されていて、すなわちIPアドレス分散率は100%となる。
- 上記のポータルサイトとは別に、外部リンクを渡すサイトとして、1サイトあたり10ページの対象顧客専用の独自サイトを5つ作成しリンクを流す。
要するに人工リンクを作るということですね。
ですが、実際に作られたサイトはワードサラダというか、適当なテキストを並べたサイトが出来上がってくるとのことです。しかも、同じような契約した人が口をそろえて同じようなものが出来上がったと報告が・・・。
人工被リンクはもう時代遅れ
業者はgoogleに引っかからないリンク対策をいろいろ工夫してきましたが、googleの検索エンジンシステムがレベルが上がりすぎて、リンクの質を見極めることができるようになりました。
人工リンクによるSEOはコストが上がっているにも関わらず、リターンは少なくなってきている割にリスクが大きすぎるということです。
リンクを買わずに“自然なリンクを集める”ことが重要
長かったですがここまでが導入です。人工リンクを購入することが良くないのは分かった、じゃあどうすればいいの?ということです。
リンクはやはり重要です。リンクが集まっているサイトはやはり強く、競合が多い分野ではリンクをいかに受けているかが成果の分け目になることは多いです。
それを買わずにどうするか。自然に“集める”ことです。
例えば
SNSなどでコンテンツの宣伝を行う
Webサイトにソーシャルボタンを設置する
優良広告を利用する
知り合いや公的機関にリンクを依頼する
優良なコンテンツを作成する
といった対策などがあります。
被リンクの「量」よりも「質」が重要
被リンクは多ければ良いというわけではなく、ドメインの種類や品質がより重要です。かつては、被リンクの量がSEO評価に直結する時代がありましたが、Googleのペンギンアップデートによりその状況は一変しました。
様々なアップデートを積み重ねて、今のgoogleでは良質な被リンクをもつサイトだけが検索上位に表示されるようになりました。
さらにはサイトのコンテンツ評価なども加わり、かなり基準が厳しくなってきている中で、リンク対策で効果があるなんてありえない時代です。
とにかく質のいいリンクを集める、質の良いコンテンツを作ることが現代のSEO対策なのです。だからこそ、電話営業をしてくるような業者さんに依頼することだけは避けてください。リスクは避けるべきでしょう。