経営トップと直接に接する機会が多くしかも高収入のコンサルティングという仕事。憧れる人も多いのではないでしょうか?今回はそんなコンサルティングの仕事にどうやったら就けるのかはご存知でしょうか。
私自身、メインの仕事としてコンサルタントとして活動しておりますが、私自身は「戦略」「治療院」「WEB集客」に特化しているわけですが、元々就職した期間も少なく、ノウハウがない状態で起業してきましたが、そんな人種はほとんど例外的です。
では一般的にはどのようにしてコンサルタントになるにはどうすればいいのか?そのあたりについてご紹介していきたいと思います。未経験の方でも大丈夫なのでぜひ参考にされてください。
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コンサルってどんな業界?仕事内容と求められる能力

まずはコンサルティング業界ってどんなところで何をするのか?概要を押さえましょう。
クライアント企業からの経営上の様々な相談に対応するのがコンサルティングです。コンサルタントは会社、業界、マーケット、国内外の経済状況など多数のデータを駆使してそれを分析することでまずは経営課題を浮彫にして、その上で問題解決の切り口を発見しそれを経営者に提案していきますので企業経営のブレーンとも言える立場になります。
コンサルタントを行う企業や組織は「コンサルティングファーム」と呼ばれ大きく5つに分類されるのですがそれは、戦略系、業務系、会計系、IT系、人事組織系となります。有名なコンサルティングファームとしては、戦略系ではマッキンゼーやボストン・コンサルティング、IT系ではアクセンチュア、総合系ではデロイト・トーマツ・コンサルティングなどが知られています。
コンサルタントに求められる能力
先にみたようにコンサルタントの業務は様々な領域に分かれているのですが、すべてに共通して求められる能力とはなんでしょうか?
それは分析力でありさらに最も大事なのはそれを踏まえての問題解決提案力です。
そして分析結果や提案内容によっては経営者が言われたくないような事実や解決法を指摘する場面もあるので、考える力などの頭のよさだけではなく、メンタルの強さ、リーダーシップ能力、タフな交渉力などもコンサルタントに求められる必須条件と言えます。
未経験者でもコンサルタントになれるのか
実はコンサルティングファームへ転職する人のほとんどは未経験者です。
大手コンサルティングファームを例に取るとなんと85%の人が未経験で入社してきています。こうした背景には、コンサルティング市場の拡大による慢性的な人手不足があります。
近年コンサルティング市場は飛躍的に拡大してきており、その傾向はさらに続いているのでこれまでの経験者だけではとてもまかないきれなくなっています。そこで中途採用も増えたのですが、不足しているコンサルタントを補充しているのが業界全体の構図ですから当然未経験者を多数採用することになるのです。
転職した人たちの年齢層を見ると平均年齢は20代中盤から30代中盤くらいです。未経験者を多くとると、必然的に入社後に実務の勉強があり将来的には経験を積み重ねていく必要があることからある程度の年齢までとなっています。
しかしたとえば40台以上の未経験者でもコンサル経験はないものの、特定のプロジェクト経験が豊富だったり、何かのスペシャリストだったりでそのスキルが希望するコンサルティングファームのニーズと合っていれば40台は可能です。
資格があれば転職に有利?
コンサルタント業務をするための資格が必要ということはありませんが、企業経営の分析、やそれをベールに問題解決の様々な提案をするためには専門知識があった方がアドバンテージになります。
その意味で持っていたらコンサルティングファームへの転職に有利な資格とは以下などがあります。
(1)公認会計士資格
(2)中小企業診断士
(3)社会保険労務士
(4)ITコーディネータ
(5)英語力(グローバルプロジェクトが多い場合)
コンサルへの転職の面接で大事なことは?
未経験者を多数採用するコンサルタントファームの面接シーンでは、注目されるのはその人のポテンシャルな能力です。
未経験者だから具体的な実務能力がないのは当たり前でありそれは会社側も織り込み済みです。問題はトレーニングをしたり経験を積んでいけば業務を遂行できるポテンシャルな能力があるかどうかなのです。
コンサルティングファームでは分析したりロジックを構築して解決策を作り上げていく能力と、その解決策をクライアントと共有しともにその解決策を推進するには高度なコミュニケーション能力が必須となってきますが、そうした能力が潜在的にあるかどうか?それが一番重視されるところになってきます。
そういう意味からコンサルティングファームでは業界独自のケース面接をすることがあります。たとえば、東京都には何本の信号機がありますか?という問題が唐突に発せられ答えなくてはならないのですが、ここで大事なことはそれを知識として知ってるか知らないかではなくて、回答を出すためにどんな風にロジックを展開して考えたかの思考過程が重視されます。
事例でいえば信号機の数は知らないけど、東京都の人口や企業数、車の数などを類推し、それによって信号機が何本必要かの結論を出していく、そんなプロセスを面接で確認するということになります。
コンサルティングファームへの転職するには?
さて、そんなコンサルティングファームへの転職、ご紹介した面接も含めて何かと難しそうですがどんな対策をとればいいのでしょうか?
巷に出回っている対策本などを読んでも、そもそも思考プロセスを見るのだから類似の問題の答えを覚えても意味がありません。日常的に問題意識をもって世の中の動向を見る良いといっても論理的に分析しながらニュースのひとつひとつを解読するにはそれなりに手法を学ばないと難しいものです。
努力は大事ですが、コンサルティングファームへの転職の対策は自分一人では限界があると言ってもいいかもしれません。
エージェントを利用するメリット
コンサルティングファームへの転職は狭き門となっていますし、独自のケース面接やフェルミ推定などなかなか自力で対策を立てるのが困難なものも多々あります。さらに自分の強味や適性などコンサルティングファームでは普通の転職以上に細かく伝えなくてはなりません。
こうした準備や勉強を働きながらこなしていくのはとても大変なのでこんな時こそ転職エージェントを利用すると良いでしょう。特に未経験の場合はおすすめです。
転職エージェントの役割
転職エージェントでコンサル業界の独自性に対応するためのキャリア分析やPR戦略立案などを受けると自分のことがとてもよく整理できますし、コンサルティングファームの中でどんな分野のどんな会社が自分にマッチングしているかなど、多岐にわたり事前に抑えることができるので転職の確率がとても高いものになっていきます。
たとえば「コンサルタント適性」の中の、論理的思考能力、コミュニケーション能力についてはトレーニングいくらでも伸ばすことができますが、その方法などをエージェントで教わると一人で考えるよりはるかにわかりやすく的を得た方法でトレーニングができますのでとても役立ちます。
さらに希望するコンサルティングファームの情報収集についても転職エージェントの力を借りるとよいでしょう。
コンサルティング業界といっても、中身は多様で戦略、IT、人事、医療、製造業などなどに分岐していきます。さらに外資系、日系、シンクタンク系など組織の背景や特徴も様々です。
そういうものを自力で的確に捉えるのはやはり難しいものですし、それぞれのコンサルティングファームの面接や選考対策の特徴の情報収集などは自分一人では不可能と言ってもいいでしょう。
そういった情報収集とそれへの対策を全面的に頼れるのが転職エージェントですから、積極的に利用するべきだと言えます。
お勧めのエージェント
BTCエージェント

コンサルタントもコンサルタントになりたい方もオススメなエージェントです。コンサルタントとエンジニアの中間層となる内容の案件も豊富に扱っており、他社では公開されていないような案件もあります。
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まとめ
コンサルティングファームで働く場合、分析力と問題解決提案力に加えメンタルの強さや交渉力なども大事になってきます。40台を超えた未経験者であれば何かの専門知識が大きなアドバンテージになります。
求められるポテンシャルな能力のレベルは高く、そのため転職の難易度もハイレベルになっています。自分一人だけで準備をするのではなくて、コンサル業界特化型の求人サイトや転職エージェントを大いに利用しましょう。
転職エージェントでは求人探しにとどまらずくコンサル業界の面接対策や希望するコンサルティングファームの貴重な情報なども入手できますので、上手に利用して転職の成功を勝ち取って行きましょう。